「パパ活」って言葉の感じから「恋活」「婚活」みたいな男女の恋愛にまつわるようなカジュアルでお手軽なイメージがありますが、男女のコミュニーケーションであること以外、その実はまったくの別物です。
何故ならそこに金銭の授受がからんでくるからです。
商品などカタチのあるものを売買するのではなく、モノではない無形のあなたのサービスへの対価として支払われる「お小遣い」を得るのが「パパ活」です。「お小遣い」を支払うのは男性で、受け取る側は女性。圧倒的に男性が有利なワンウェイの状態です。
当然そこにはあらゆるリスクが伴います。
リスク1.パパと出会えない
さあ今日から「パパ活」を始めようと思い立っても肝心のパパと出会うことができなければ、何も始まりません。
そこでネットを使って「パパ活」で検索をかけてみると、トップページには必ず「パパ活アプリ」や「パパ活アプリの纒サイト」があがってきます。その中のひとつをクリックして開いてみるとマッチングアプリと似たようなデザインのサイトにたどりつきます。
会員登録もマッチングアプリと同じような作りになっています。
では登録してみましょう。登録完了。あとは男性からのアプローチを待つだけです。
ドキドキしながら1時間、2時間。スマホとにらめっこします。6時間経過。まだなんの変化もありません。そうして1日が過ぎてしまいました。2日、3日・・・・応答なし。と、こんな具合です(汗)
リスク2.お小遣いを貰えない
まったく応答がなかったので、今度は複数の「パパ活」サイトに登録してみました。
その中のひとつのサイトでは、目的、金額をプルダウンで選択できるように設定されていました。
目的は食事、金額は3万円という選択をしました。2日待ってようやく初めてのレスが到着。ご飯を奢ってもらってお小遣い3万円!
大喜びで指定された日時にとびっきりのおしゃれをして出かけました。
初めてのパパとご対面。40歳過ぎくらいのサラリーマン風。くたびれたスーツが気になりましたが、パパといっしょにチェーン店の居酒屋へ入店。瓶ビールで乾杯した後、あまりに緊張しすぎて言葉がでてきません。
パパから「無口だね。楽しくないの?」と言われても「いえ…。」
「おしゃれだよね?」と会話をふられても「はい…。」としか答えることができません。
会話が成立しないまま時間だけが経っていきます。
しらけきった雰囲気に嫌気がさしたパパの最後の一言「あのさ、食事だけで3万円も要求してたから銀座のクラブのホステス並みのトークを期待していたんだけどねえ。全然ダメじゃん!帰るわ!」「あの…お小遣いは?」
「そんなもん払うわけないだろ!」
リスク3.性犯罪の被害者になる
警視庁の発表によりますと、令和2年の東京都の強制わいせつ認知件数は547件、強制性交などの認知件数は231件にものぼります。
食事だけのパパ活だから大丈夫と思っていても、完全にプライバシーを保護できる密室のような部屋があるレストランも珍しくありませんし、食事を楽しく過ごせたので安心できるパパだと思ってしまい、車で送ってくれるという言葉に誘われて車中で被害にあうケースも多発しています。
リスク回避のために
通常のアルバイトなどではあらかじめ時給がはっきり提示されその時給に見合う働きが明示されています。
また雇用する側、お金を支払ってくれる側の情報が明確です。
一方「パパ活」はこれらすべてが明示されておらず、パパの身元などの情報があいまいで明確ではありません。「パパ活」とは容姿、トーク、知力など個としてのあなたの総合力を売りものにするサービス業です。
またパパになるであろう男性にあなたを認知させ、その男性を顧客へと昇華させるために様々なマネジメントを行う個人事業主にならなければなりません。
どうですか?あなたひとりの力でできますか?出会い系のアプリなどを頼りにあなたひとりで安全にパパをみつけることができそうですか?
「パパ活」で稼ぐことには必ずリスクが伴います。ひとりの力ではこのリスクを回避、排除することが困難です。
ではどうするか?「パパ活」の豊富な知識や経験のあるひとに頼ってみることをおすすめします。
「パパ活」という言葉が生まれるずっと前から、パパといわれる男性たちと女性をマッチングしてきた信頼と実績のある会社も存在します。
リスク回避のためにはまず「パパ活アプリ」を開く前にアドバイスを受けることを強くおすすめします。
リスク回避のポイントまとめ
- パパ活はなるべく経験がある人のアドバイスを受けてからやろう
- うかつにアプリに登録するのは要注意!